突目・突眼(読み)つきめ

精選版 日本国語大辞典 「突目・突眼」の意味・読み・例文・類語

つき‐め【突目・突眼】

〘名〙
点景などの小さな人物の目を筆先で点を打って描くこと。また、そのようにして描かれた目。
俳諧・物種集(1678)「硯の墨に紅葉みだるる 突目よりこぼす泪は水の穐〈初知〉」
角膜異物がささり、そこに小さな傷ができて細菌が感染しておこる化膿性潰瘍。角膜の濁り、痛み、まぶしさ、涙などを主症状とし、進行すると黒目に穴があく。江戸時代、民間療法では乳を滴らせると治るとされた。
※俳諧・続猿蓑(1698)上「折々は突目の起る天気相〈里圃〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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