普及版 字通 「窖」の読み・字形・画数・意味
窖
12画
[字訓] あなぐら
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(告)(こく)。
に
(浩)・誥(こう)の声がある。〔説文〕七下に「地の
なり」とあり、窖蔵の意。穀類などを貯蔵する土坑。円形のものを竇(とう)、方形のものを窖という。
は梏(こく)のように木を井形に組んで枷(かせ)とする意があり、井形の土坑を窖という。[訓義]
1. あなぐら、四角いあなぐら。
2. あな、ふかいあな。
3. おさめる、穴におさめる。
4. 竈(そう)と通じ、かまど。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕窖 ツチクラ 〔
立〕窖 ツチムロ・カクス・ツチアナ[語系]
窖kuk、谷kok、壑xakは同系の語。窖は人為、谷・壑は自然の地勢のもの。また坑・
kheang、
kham、陷(陥)heamもその語系に近い。[熟語]
窖貨▶・窖穴▶・窖菜▶・窖蔵▶・窖中▶・窖氷▶・窖密▶・窖廩▶
[下接語]
盈窖・禾窖・
窖・掘窖・詩窖・石窖・雪窖・倉窖・大窖・竇窖・発窖・風窖出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

