窮猿林に投じて木を択ぶに暇あらず(読み)きゅうえんはやしにとうじてきをえらぶにいとまあらず

精選版 日本国語大辞典 の解説

きゅうえん【窮猿】 林(はやし)に投(とう)じて木(き)を=択(えら)ぶに暇(いとま)あらず[=択(えら)ばず]

  1. ( 追いつめられた猿が林に逃げ込む時、木のよしあしを選んでいる暇はないの意から ) 人も困窮状態にある時は、地位俸祿について選択している余裕はないのたとえ。
    1. [初出の実例]「恰も窮猿(キウエン)の林に投(トウ)じて木を択(ヱラ)ばざると一般なれば、遂に之を恩借して一時の窮を救へり」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録)
    2. [その他の文献]〔晉書‐文苑伝・李充〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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