精選版 日本国語大辞典 の解説 きゅうえん【窮猿】 林(はやし)に投(とう)じて木(き)を=択(えら)ぶに暇(いとま)あらず[=択(えら)ばず] ( 追いつめられた猿が林に逃げ込む時、木のよしあしを選んでいる暇はないの意から ) 人も困窮の状態にある時は、地位、俸祿について選択している余裕はないのたとえ。[初出の実例]「恰も窮猿(キウエン)の林に投(トウ)じて木を択(ヱラ)ばざると一般なれば、遂に之を恩借して一時の窮を救へり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録)[その他の文献]〔晉書‐文苑伝・李充〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by