立ち別る(読み)タチワカル

デジタル大辞泉 「立ち別る」の意味・読み・例文・類語

たち‐わか・る【立ち別る】

[動ラ四]立ち別れる」に同じ。
女男にょなんの両宗―・っておのおの座に着かれてのち」〈浮・禁短気・二〉
[動ラ下二]たちわかれる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立ち別る」の意味・読み・例文・類語

たち‐わか・る【立別】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「たち」は接頭語 )
    1. たちわかれる(立別)
      1. [初出の実例]「立わかり鳴虫の音やこうろんぎ〈正章〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)
    2. 別々になる。また、区別がつく。
      1. [初出の実例]「女男の両宗立わかって、各々座につかれて後」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)二)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙たちわかれる(立別)

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