女男(読み)メオトコ

デジタル大辞泉 「女男」の意味・読み・例文・類語

め‐おとこ〔‐をとこ〕【女男】

女と男。また、妻と夫。めおと。
「―になりにけり」〈宇治拾遺・四〉

め‐お〔‐を〕【女男/夫】

女と男。また、妻と夫。めおとこ
「―分れざるとき」〈神代紀・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「女男」の意味・読み・例文・類語

おんな‐おとこ をんなをとこ【女男】

〘名〙 男でありながら女のような、また、女でありながら男のような、性徴特質をもつもの。おとこおんな。
※卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎二一「そいから綿貫のこと『男女(をとこをんな)』やとか『女男(ヲンナヲトコ)』やとか云ふやうになったのんやさうですが」

め‐おとこ ‥をとこ【女男】

〘名〙 女と男。また、妻と夫。夫婦。めおと。
※栄花(1028‐92頃)衣の珠「あるはかなしき子に後れ、あるはめおとこのあはれに思におくれ」

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