立別れる(読み)タチワカレル

デジタル大辞泉 「立別れる」の意味・読み・例文・類語

たち‐わか・れる【立(ち)別れる】

[動ラ下一][文]たちわか・る[ラ下二]別れていく。別れ去る。別々になる。「人の流れが左右に―・れる」

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精選版 日本国語大辞典 「立別れる」の意味・読み・例文・類語

たち‐わか・れる【立別】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たちわか・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「たち」は接頭語 ) 別れてゆく。別れ去る。たちわかる。たてわかる。
    1. [初出の実例]「武蔵野の小岫(をぐき)が雉(きぎし)多知和可礼(タチワカレ)去にし宵より夫(せ)ろに逢はなふよ」(出典万葉集(8C後)一四・三三七五)
    2. 「立わかれいなばの山の峯におふる松としきかば今かへりこむ〈在原行平〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三六五)

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