立ち塞ふ(読み)タチサウ

デジタル大辞泉 「立ち塞ふ」の意味・読み・例文・類語

たち‐さ・う〔‐さふ〕【立ち塞ふ】

[動ハ下二]立ってさえぎり止める。立ちふさぐ。
「波―・へて入れずもあらなむ」〈土佐
[補説]古くは四段活用か。

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精選版 日本国語大辞典 「立ち塞ふ」の意味・読み・例文・類語

たち‐さ・う‥さふ【立塞】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 立ってさえぎりとどめる。立ちふさぐ。
    1. [初出の実例]「波たちさへて入れずもあらなんともよみてましや」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月八日)

立ち塞ふの補助注記

万葉‐三三三五」の「とゐ波の 塞(ささ)ふる道を」の「塞ふる道」(原文「塞道」)を「立塞道」とする写本により「たちさふみち」と訓み、四段にも活用したとする説もある。

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