立毛差押(読み)たちげさしおさえ

精選版 日本国語大辞典 「立毛差押」の意味・読み・例文・類語

たちげ‐さしおさえ‥さしおさへ【立毛差押】

  1. 〘 名詞 〙 地主小作料取立て債権を保全するため、小作地の稲を収穫前に仮差押えにすること。青田差押え。
    1. [初出の実例]「立毛差押へや立入禁止など喰らひさうに思ふと」(出典:不在地主(1929)〈小林多喜二〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android