デジタル大辞泉 「立ち走る」の意味・読み・例文・類語 たち‐はし・る【立ち走る】 [動ラ四]《「たちばしる」とも》1 立って走っていく。また、走り回る。「―・り叫び袖振りこいまろび」〈万・一七四〇〉2 こまめに働く。「よめの発明者臥具とり片づけて、御手水おてうづ御膳よと残りなく―・る」〈胆大小心録〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「立ち走る」の意味・読み・例文・類語 たち‐はし・る【立走】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙① 立ち上がって走る。[初出の実例]「爾に其の美人驚きて、立走(たちはしり)伊須々岐伎(此の五字は音を用ゐる)」(出典:古事記(712)中)「白雲の 箱より出でて 常世へに たなびきぬれば 立走(たちはしり) 叫び袖振り」(出典:万葉集(8C後)九・一七四〇)② 小走りに走り回る。こまめに働く。[初出の実例]「たちはしりて、ちりかいたるものども、ただとりにつつ」(出典:蜻蛉日記(974頃)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例