デジタル大辞泉 「立休らう」の意味・読み・例文・類語 たち‐やすら・う〔‐やすらふ〕【立(ち)休らう】 [動ワ五(ハ四)]立ったまま先へ進まないでいる。たたずむ。「丁度―・おうという一本の樹立こだちも無い」〈鏡花・高野聖〉「雪降りたりし暁に―・ひて」〈源・幻〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「立休らう」の意味・読み・例文・類語 たち‐やすら・う‥やすらふ【立休】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 立ったまま、進むのをためらう。立ちどまる場合にも、小範囲を歩きまわって他へ行かぬ場合にも用いる。たたずみとどまる。たちやすむ。[初出の実例]「なげきあまり せんすべなみに にはにいでて たちやすらへば〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇〇一)「雪ふりたりしあかつきにたちやすらひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)幻) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例