立入家文書(読み)たてりけもんじょ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「立入家文書」の意味・わかりやすい解説

立入家文書
たてりけもんじょ

京都室町(むろまち)の金融業者立入家に伝来した文書。立入家は近江(おうみ)(滋賀県)出身といわれ、皇室の米穀・金銭の出納を管理する禁裏御倉職(きんりみくらしき)に任命されており、上御倉(かみのみくら)とよばれていた。文書中には、織田信長が1571年(元亀2)に皇室経済復興のために創設した貸米制度に関するものなどの貴重な史料が含まれており、『立入宗継(そうけい)川端道喜(どうき)文書』(『国民精神文化文献』13)として、その多くが活字化されている。

長塚 孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む