立分(読み)たてわけ

精選版 日本国語大辞典 「立分」の意味・読み・例文・類語

たて‐わけ【立分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 事のわけ。理由。すじみち。
    1. [初出の実例]「其のたてわけを、しらねば、武士道、無案内のやうに候」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品四〇下)
  3. 筋道の通った分けかた。由緒。
    1. [初出の実例]「親類之立分事并次第」(出典:小早川家文書‐小早川家証文・(年未詳)(室町)一〇月二日・小早川弘景置文写)
  4. 牛馬の所有主飼主とが、その牛馬の産んだ子を分配すること。子分(こわけ)

たて‐ぶん【立分】

  1. 〘 名詞 〙 義理を立てること。
    1. [初出の実例]「殿御様へのおたてぶん、何と皆様結構な、御心中ではおはせずや」(出典:浄瑠璃・根元曾我(1698頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android