立川下名番所跡(読み)たぢかわしもみようばんしよあと

日本歴史地名大系 「立川下名番所跡」の解説

立川下名番所跡
たぢかわしもみようばんしよあと

[現在地名]大豊町立川下名

江戸時代、立川川の上流、伊予国との国境近くの刈屋かりやの谷の東に置かれた道番所。立川川とほぼ並行して通る土佐街道(北街道)に沿う。設置年代は不詳だが、万治三年(一六六〇)の御国中村々道番給(皆山集)に「七石 本山村立川下名番所」とみえる。天和三年(一六八三)一一月一五日付御留山改帳(「日本林制史調査史料」所収)によると道番人は川井関之丞で、当地にある留山の山守役を兼務、給田七反を付されている。また宝暦期(一七五一―六四)には川井関丞勝純が立川下名村庄屋兼道番人となっている(桑名家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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