立板子・立版古(読み)たてばんこ

精選版 日本国語大辞典 「立板子・立版古」の意味・読み・例文・類語

たて‐ばんこ【立板子・立版古】

〘名〙 遠近をとったわくに、紙細工の切り抜き絵の建物人物樹木を並べたもの。最初茶室の立体設計図として用いられ、その後一般に子どもおもちゃとして行なわれた。起絵(おこしえ)。《季・夏》
※虚子俳句集(1935)〈高浜虚子〉明治三九年七月「うち並べともし勝ちたり立版子」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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