たち‐すくみ【立竦】
- 〘 名詞 〙 ( 「たちずくみ」とも )
- ① 立ったまま動けなくなること。
- [初出の実例]「自劒を抜て己が首を掻落し、左の手に差挙て、立すくみにこそ死給ひける」(出典:太平記(14C後)二八)
- 「Tachizucumini(タチズクミニ) ナッテ シヌル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ② 斎宮(いつきのみや)で「仏」を忌んでいう。
- [初出の実例]「三宝の名をもただしくいはず、仏けをばたちすくみ、経をば染め紙み」(出典:米沢本沙石集(1283)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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