立雛(読み)たちびな

精選版 日本国語大辞典 「立雛」の意味・読み・例文・類語

たち‐びな【立雛】

〘名〙 立姿雛人形紙雛の類に多い。三月雛飾りは、近世初期から中期までは、男女一対の立雛がふつうであった。《季・春》
※俳諧・誹諧通俗志(1716)時令「立雛」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の立雛の言及

【雛人形】より

…江戸初期の雛遊びには,手づくりの紙雛を飾った。〈ひいな〉のおもかげをもつもので,立姿から立雛ともいった。これに続いて裂(きれ)製の坐雛が登場した。…

※「立雛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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