竜抬頭(読み)りゅうたいとう(その他表記)long-tai-tou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竜抬頭」の意味・わかりやすい解説

竜抬頭
りゅうたいとう
long-tai-tou

中国で旧暦2月2日のこと。中国の伝説では,この日竜王冬眠からさめて頭をもたげるといわれ,唐代に中和節という節日として定められ,上巳節 (じょうしせつ。3月3日) ,重陽節 (ちょうようせつ。9月9日) とともに三令節と称した。中和節は農耕季節の始るにあたって,それを奨励する意味があり,気候も冬から春に向い地中にひそんでいた竜王も頭を上げて昇天するという想像から,竜抬頭と呼んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む