竹ヶ島番所跡(読み)たけがしまばんしよあと

日本歴史地名大系 「竹ヶ島番所跡」の解説

竹ヶ島番所跡
たけがしまばんしよあと

[現在地名]宍喰町宍喰浦

江戸時代、徳島藩が設置した番所の跡。正徳六年(一七一六)の諸番所改帳に「竹ケ島番所」とあり、キリシタン制札・諸廻船定書とともに酒造定書が掲示され、諸改を行った。寛政四年(一七九二)の無足以下分限帳(蜂須賀家文書、「徴古雑抄続編」)に郡奉行支配の竹ヶ島御番として惣田佐助・杉岡悦之丞がみえる。文化五年(一八〇八)地内に砲台・狼煙台が設置され、弘化二年(一八四五)に廃されている(「海部狼煙場覚」蜂須賀家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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