竹箙(読み)たかえびら

精選版 日本国語大辞典 「竹箙」の意味・読み・例文・類語

たか‐えびら【竹箙】

〘名〙 矢の容器割竹を組み合わせてつくったえびら。たけえびら。
平家(13C前)八「山うつぼ、たかゑびらに矢ども少々さし」
[補注]「今昔‐二九」に「竹蚕簿の箭十許差たるを」とある「竹蚕簿」は、「たかえびら」「たけえびら」または単に「えびら」と読んだものか不明。

たけ‐えびら【竹箙】

曾我物語(南北朝頃)一「柿の直垂に、鹿矢さけたるたけゑびら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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