割竹(読み)わりだけ

精選版 日本国語大辞典 「割竹」の意味・読み・例文・類語

わり‐だけ【割竹】

〘名〙 割った竹。特に、丸竹の先を割ったもの。罪人をたたくのに用いたり、夜番が引きずって歩いたりした。われだけ。
浮世草子男色大鑑(1687)三「雉子の飛出れば、鐘木割(ワリ)竹におどろかさせ」

さき‐たけ【割竹】

〘名〙 (「さきだけ」とも) 割ってさいた竹。わりだけ。
花鳥余情(1472)一〇「この子の名をさきたけのかぐやひめとつけつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「割竹」の意味・読み・例文・類語

わり‐だけ【割(り)竹】

割った竹。特に、丸竹の先端を細かく割ったもの。夜番が引きずって歩いたり、罪人をたたくのに用いたりした。われだけ。

さき‐たけ【割(き)竹】

縦に割ってさいた竹。

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