竹腰城跡(読み)たけのこしじようあと

日本歴史地名大系 「竹腰城跡」の解説

竹腰城跡
たけのこしじようあと

[現在地名]稲沢市竹腰西町

光堂ひかるど川の東にあったと推定され、もと字名として城屋敷しろやしき堀端ほりばたまるくちがあった。天保村絵図によると、光堂川沿いに「畑古城跡、祖父江大膳居城ノ由承リ伝、慥成書付等無御座候」とみえる。「明治村史」に「城址附近より大なる礎石を掘りだすこと屡々なり」とみえ、昭和三九年(一九六四)土地改良事業に際して、城の礎石と思われる石が二〇余個出土し、このうちの四個を八剣はつけん神社境内に移し、同年「元の字城屋敷より出土せる二十余個の一部で竹腰城の礎石か」の記念碑を立てた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android