八剣(読み)やつるぎ

精選版 日本国語大辞典の解説

や‐つるぎ【八剣】

[一] 草薙(くさなぎ)の剣。転じて、熱田神宮またはその別宮の八剣宮(はっけんぐう)の前身、八剣神社(やつるぎじんじゃ)をいう。
[二] 謡曲。五番目物。廃曲。作者不詳。漢の帝の持っている宝剣が夜ごとに鳴くので占わせてみると、この剣と日本にある天の村雲の剣とは夫婦なのだがいっしょにいられないので悲しんでいるのだという。帝の勅使は村雲の剣を盗むために、尾張の国熱田に上陸するが、そこで日本武尊(やまとたけるのみこと)の神霊にはばまれ、ついに空しく帰る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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