新撰 芸能人物事典 明治~平成 「笑福亭円歌」の解説
笑福亭 円歌
ショウフクテイ エンカ
- 職業
- 落語家
- 本名
- 沖本 房吉
- 別名
- 前名=桂 万蝶,笑福亭 好史
- 生年月日
- 明治15年 11月14日
- 出生地
- 大阪・住吉
- 経歴
- 幼くして両親を失う。2代目桂万光の門人となり万蝶の名で12歳で初高座を踏む。一時期歌舞伎の中村霞仙の養子となり歌・踊りを習う。19歳から23歳にかけて東京で清元を修業。帰阪後は素人連に加わり琥遊三や文香を名乗る。その後、3代目笑福亭円笑に入門、好史から明治42年円歌となった。京阪を中心に活躍。派手で陽気な芸風を持ち味に「ひやかし」「りくつ按摩」などの音曲噺を得意とした。また、舞台の最後には必ず大津絵の「楠公」などを踊った。大正12年引退。歌舞伎の2代目中村鴈治郎の舅にあたる。
- 没年月日
- 昭和27年 3月31日 (1952年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報