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笛彦兵衛 ふえ ひこべえ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

笛彦兵衛 ふえ-ひこべえ

?-? 戦国時代の能役者笛方。
観世座の日吉左衛門尉国之に笛をまなび,永正(えいしょう)17年(1520)以前から天文(てんぶん)8年(1539)ごろまで活躍。奏法にすぐれ,各流派の笛方からもたかい評価をえた。現存する笛伝書のなかには越前(えちぜん)(福井県)朝倉氏あてのものもあり,朝倉氏との密接な関係がうかがえる。本名は檜垣本栄次。通称ははじめ彦四郎

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

笛彦兵衛

生年:生没年不詳
室町時代の笛役者。前名は檜垣本彦四郎栄次,享禄2(1529)年以降彦兵衛と改める。観世座笛役者の名人日吉左衛門尉国之を師とする。細川澄元の後援のもとに永正17(1520)年以前から活躍しており,天文8(1539)年までの活動の記録がみえる。金春禅鳳の芸談『禅鳳雑談』には「笛もひこ四良上手」とあって,当時の名人として他流からも高い評価を受けていたようである。弟子に与えたいくつかの伝書のなかには,朝倉敏景の甥の景職に相伝したというもの(『遊舞集』)も含まれており,朝倉氏と密接な関係があったことを窺わせる。

(石井倫子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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