笠毛村(読み)かさけむら

日本歴史地名大系 「笠毛村」の解説

笠毛村
かさけむら

[現在地名]大垣市福田町ふくたちよう熊野町くまのちよう桧町ひのきちよう

杭瀬くいせ川右岸、静里しずさと輪中の北部に位置し、南はひのき村。枝郷熊野村・酒井さかい村がある(明治大学刑事博物館本元禄郷帳)。天正一四年(一五八六)九月二一日の豊臣秀吉朱印知行目録写(名和文書)に「五百八拾参貫百参拾文 かさけ中」とみえ、福田城主那波和泉守の知行地の一部であった。慶長郷帳に村名がみえ、西尾忠永(上野白井藩)領一千三六六石余・大野壱岐守領二六五石余の二給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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