符損(読み)ふそん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「符損」の意味・わかりやすい解説

符損
ふそん

律令制下の有位高官者や僧侶はけん符 (けんぷ) という民部省符によって諸国に告知されて,課役を免除された。これによって諸国の課戸 (かこ) 数が減ることを符損といった。課役免者が身分資格を失うと,けん符によって通達され課戸数はもとに戻った。これを符益といったが,この例は少く,9世紀頃には符損が 3000人にも及び課戸数の減少の大きな原因となった。

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