出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…両者がぴたりと一致するのを符合というが,符合によって符に備わっていた権威が明示される。天の神がだれかを天子にしようとするときに現すめでたいしるしとしての符瑞(ふずい)や符命(ふめい)には,天帝の権威の保証があるとされるのであり,そのような予言としての符讖(ふしん)あるいは讖緯(しんい)が流行していたころ,張陵が太上老君という道教の最高神からはじめて天師の位を授けられたとの伝承が生まれた。それは一種の符讖であって,その子孫たる張天師が授ける符籙や護符は,遠くはそのような権威の分与につながるであろう。…
※「符瑞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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