デジタル大辞泉 「瑞相」の意味・読み・例文・類語 ずい‐そう〔‐サウ〕【×瑞相】 1 めでたいことの起こるしるし。奇瑞の様相。吉兆。瑞験。2 めでたい人相。福相。3 前ぶれ。前兆。きざし。「世の乱るる―とか聞けるもしるく」〈方丈記〉[類語]幸先・吉相・吉兆・瑞兆・瑞祥・祥瑞・瑞光 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「瑞相」の意味・読み・例文・類語 ずい‐そう‥サウ【瑞相】 〘 名詞 〙① めでたいしるし。吉兆。瑞験。[初出の実例]「又為二天下一甚㝡嘉之瑞相也者」(出典:太神宮諸雑事記(11C中か))「此の相は必ず是れ仏に成べき瑞相を現ぜる也」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)[その他の文献]〔王褒‐京師突厥寺碑〕② きざし。前兆。まえじらせ。[初出の実例]「先づ目連尊者に値(あひ)て光の瑞相を問ふ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)「彗星は是れ、大乱・大兵の瑞相(ズイサウ)なり」(出典:源平盛衰記(14C前)八)③ めでたい人相。福々しい人相。[初出の実例]「当寺より御出であって、必ず御代をめさるべき御瑞相とこそ存じ候へ」(出典:叢書本謡曲・悪源太(室町末)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例