第四胃変位(読み)だいよんいへんい(その他表記)abomasal displacements

改訂新版 世界大百科事典 「第四胃変位」の意味・わかりやすい解説

第四胃変位 (だいよんいへんい)
abomasal displacements

正常のウシでは正中あるいは右下腹部にある第四胃が左方または右膁(けん)(ひばら)部ないし右方で捻転することで,食欲不足,乳量の低下,ケトージスなどの症状を示す。反芻(はんすう)動物は四つの胃からなり,その第4番目の胃が単胃動物の胃と同様の働きをもっている。大量の泌乳をするウシではそのエネルギー要求を大量の穀物で充当するが,その場合,第一胃で生産される低級脂肪酸が増加し,結果として第四胃は弛緩をきたして変位することがある。通常は外科手術により整復固定される。
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