筆始(読み)ふではじめ

精選版 日本国語大辞典 「筆始」の意味・読み・例文・類語

ふで‐はじめ【筆始】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はじめて書くこと。書きはじめること。
    1. [初出の実例]「本朝の烈女伝、撰まば、是れや第一の筆はじめとは成ぬべし」(出典:浄瑠璃・持統天皇歌軍法(1713)四)
  3. 新年にはじめて書くこと。正月書初め。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「硯箱のすみよかりける世の中はとてもかくてに筆始せよ」(出典:狂歌・後撰夷曲集(1672)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android