デジタル大辞泉 「第一」の意味・読み・例文・類語 だい‐いち【第一】 [名]1 順序のいちばんはじめ。最初。「本日第一の試合」「朝第一に新聞を読む」2 最もすぐれていること。「その方面では第一の技術者」3 最も重要であること。「健康を第一に考える」「安全が第一だ」[副]ほかのことはともかくとして。何よりもまず。「第一その言いぐさがおかしい」「第一聞こうにもだれもいない」[類語](1)最初・初め・一次・原初・嚆矢こうし・手始め・事始め・まず・優先・一番・真っ先・初発・先頭・いの一番・トップ・初しょっ端ぱな・先立ち・当初・初期・初頭・始期・早期・劈頭へきとう・冒頭・出出でだし・滑り出し・初手・出端ではな・端はな・端はし・口開け・取っ付き・頭あたま・のっけ・スタート・取り敢えず・差し当たり・ひとまず・当座・序の口・皮切り・第一歩・第一声・始まり・始まる・始める・発端・端緒・濫觴らんしょう・権輿けんよ・起こり・緒・とば口・取っ掛かり・開始・幕開き・開幕・立ち上がり・口切り・最優先・何をおいても・何はさておき・何はともあれ・口火を切る・先ず以て/(2)粋すい・精髄・精粋・神髄・エッセンス・エキス・ハイライト 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「第一」の意味・読み・例文・類語 だい‐いち【第一】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 一番はじめであること。最初。[初出の実例]「歌経標式第一」(出典:歌経標式(772))「その教はじめ候ける第一の仏は、如何なる仏にか候ける」(出典:徒然草(1331頃)二四三)[その他の文献]〔論語〕② ( 形動 ) 最も大切なこと。最も主要なこと。また、そのさま。[初出の実例]「衛門を第一の者にし給へり」(出典:落窪物語(10C後)二)「夫妻の中のよきは、まず見よげして、其家斉ひ、富貴なれる第(タイ)一なり」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)四)③ ( 形動 ) 最もすぐれていること。また、そのさま。[初出の実例]「除目に、第一の国得たる人」(出典:能因本枕(10C終)八四)「かんせうじゃう、よにこえ、りこん第一の御かたなれば」(出典:虎明本狂言・右流左止(室町末‐近世初))[その他の文献]〔漢書‐賈誼伝〕④ 賭博の一種。富くじに類するもの。[初出の実例]「ちょぼいち張るな、畏った。第一の宿ならぬ、心得たと、判さへ押せば済む事」(出典:浄瑠璃・壇浦兜軍記(1732)二)⑤ 化学で、接頭語的に用いられる。(イ) 金属化合物で金属が二種の原子価をとりうる場合、低い方の原子価による化合物であること。「酸化第一鉄」(ロ) 三塩基酸の水素一原子だけが金属によって置換された酸性塩であること。「第一燐酸ナトリウム」(ハ) 有機化合物の炭素鎖の末端の炭素原子に水酸基、またはアミノ酸などが結合したアルコール、またはアミン。「第一アルコール」[ 2 ] 〘 副詞 〙 他のことはともかくとして、まず。一番に。まずもって。[初出の実例]「かかる大事こそ候はね。第一、上へきこしめされては、死罪流罪にも行はれ」(出典:曾我物語(南北朝頃)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「第一」の読み・字形・画数・意味 【第一】だいいち 最上。〔史記、相国世家〕位を奏するにび、皆曰く、陽侯曹參、身七十創を被り、を攻め地を略し、功最も多し。宜しく第一なるべしと。~帶劍、履(くつ)のまま上殿することを賜ふ。字通「第」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by