筈刺(読み)ハズサシ

精選版 日本国語大辞典 「筈刺」の意味・読み・例文・類語

はず‐さし【筈刺】

  1. 〘 名詞 〙 弓筈や矢筈の弦(つる)をはめる部分を彫り込むのに用いる小刀。はんさし。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「はづさしひとつもちたらむものの大仏を作らんと思ひ」(出典:連歌比況集(1509頃))

はん‐さし【筈刺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はんざし」とも。「はずさし(筈刺)」の変化した語 ) 矢筈を刺すのに用いる小刀。〔かた言(1650)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android