法則の辞典 「等自由体積状態の仮説」の解説 等自由体積状態の仮説【iso-free volume hypothesis】 一定温度・圧力下で,分子自身がもつ単位質量当たりの体積から,その分子の占有している体積を差し引いた残りを「自由体積」という.フローリーとフォックスは,分子量の異なるポリスチレンのガラス転移点付近の体積と粘度測定の結果から,ガラス転移点においては,凍結した自由体積が一定であると考えるべきで,等粘性状態仮説*は成立しないとして,この仮説を提案した. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報