化学辞典 第2版 「等色性」の解説
等色性
トウショクセイ
isochroism
結晶のような異方性物質は電気的主軸の長さに差があって,光の入射する方向によって選択吸収が異なる可能性がある.これが二色性,三色性など多色性が現れる原因であるが,等軸結晶では軸方向による光学的差はなく,また一軸性結晶でも主軸に垂直な方向では差がない.こうした場合を等色性とよんでいる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報