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多色性 たしきせいpleochroism

翻訳|pleochroism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

多色性
たしきせい
pleochroism

「たしょくせい」ともいう。鉱物に白色偏光を通じるとき,方向によって色が変る性質。光学的異方体では,光の吸収が光の波長とその振動方向によって異なるために生じる現象である。その顕著なものは,偏光顕微鏡下でステージを回転させることによって,結晶中を通る偏光の振動方向に対応する色の変化が観察できる。黒雲母などは多色性の顕著な鉱物の例。

多色性
たしょくせい

多色性」のページをご覧ください。

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百科事典マイペディアの解説

多色性【たしきせい】

有色鉱物に白色直線偏光を通して見たとき,偏光の振動方向と結晶学的方位との位置関係により色が異なって見えること。結晶中では互いに直角に振動する2本の偏光に分かれるが,上述の位置関係により2本の偏光の振幅(したがって光の強さ)が異なるうえに,結晶中での光の波長の違いに対する選択吸収が振動方向により異なるので,多色性が生ずる。
→関連項目結晶光学

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世界大百科事典内の多色性の言及

【結晶光学】より

…しかしこのことは,1873年にいたって,イギリスのJ.C.マクスウェルにより,彼の電磁理論の立場から説明されるようになった。 結晶は,立方晶系に属するものをのぞき,その方向によって示す性質が異なる光学的異方体であり,複屈折,偏光,多色(たしき)性などさまざまな性質を示す。
[複屈折]
 光学的等方体から異方体に光が入射する場合,一般に,一定方向の入射角に対して,異なった方向の二つの屈折光がえられる。…

【鉱物】より

…また透明鉱物も多くは薄くした場合に可視光線の透過性を示す種であり,一部には生成後の変化により透過度の弱くなる場合もある。(b)透過光についての色彩 特に通過する方向により色彩を異にする性質を多色(たしき)性という。(c)複屈折 透過光に関して結晶の方向により特定の屈折率をもち,さらに方向により異なる値の複屈折を示す現象も認められる。…

※「多色性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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