策牛村(読み)むちうしむら

日本歴史地名大系 「策牛村」の解説

策牛村
むちうしむら

[現在地名]焼津市策牛

関方せきがた村の西に位置し、高草たかくさ山の南麓、朝比奈あさひな川の左岸に立地する。益津ましづ郡に属し、北西志太しだ三輪みわ(現岡部町)、南は朝比奈川を挟んで益津郡下当間しもどうま(現藤枝市)。地元では近年まで「ぶちうし」とよんだ。天正一二年(一五八四)八月二六日の坂本貞次・駒井勝盛連署状(原川文書)に「ふち牛らち」とあり、徳川氏は当地以下の年寄衆に対し軍備を整えさせ参陣するよう命じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android