年寄衆(読み)トシヨリシュウ

デジタル大辞泉 「年寄衆」の意味・読み・例文・類語

としより‐しゅう【年寄衆】

貞享3年(1686)以前における議奏ぎそうの称。
大名家の家老
江戸幕府老中
江戸時代、町村内の行政をつかさどる役人

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精選版 日本国語大辞典 「年寄衆」の意味・読み・例文・類語

としより‐しゅう【年寄衆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「としよりしゅ」とも )
  2. 貞享三年(一六八六)一二月以前における「ぎそう(議奏)」の称。〔貞享三年新撰公家要覧(1686)(古事類苑・官位一〇)〕
  3. 家老。
    1. [初出の実例]「刀根山御取出御見舞として、御年寄衆ばかり召列れらる」(出典:信長公記(1598)一一)
  4. 老中。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  5. 江戸時代の、町村内の行政をつかさどる役人。庄屋名主に次ぐ役。
    1. [初出の実例]「くすみたる物のしなじな〈略〉としより衆(シュ)参会」(出典仮名草子・尤双紙(1632)下)

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