箒神(読み)ホウキガミ

デジタル大辞泉 「箒神」の意味・読み・例文・類語

ほうき‐がみ〔はうき‐〕【×箒神】

箒に宿る神。安産守り神とされ、産婦の腹を箒でなでたり、足許に箒を逆さに立てたりする。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「箒神」の意味・読み・例文・類語

ほうき‐がみはうき‥【箒神】

  1. 〘 名詞 〙 出産の場に立ち会って見守ってくれるという産神(うぶがみ)一種。箒の形が依代(よりしろ)に類似しているため神名に転じたもの。箒で産婦の腹をなでたり、箒を産婦の足許に逆さに立てたりする。

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世界大百科事典(旧版)内の箒神の言及

【箒】より

…対馬の和多都美(わたつみ)神社では,箒を奉納して安産を祈願する風習もあった。また箒神は産神とされ,阿蘇地方ではお産のときに真っ先に来るのは箒神だといい,岩手県では箒神,山の神,厠(かわや)神の3神が来ないと出産できないという。古箒の結び目を解かずに捨てると難産するともいわれる。…

※「箒神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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