箔糸(読み)はくいと

精選版 日本国語大辞典 「箔糸」の意味・読み・例文・類語

はく‐いと【箔糸】

  1. 〘 名詞 〙 金属繊維一つ。金切箔、銀切箔などの総称。金、銀を打ち延ばして薄片とし、雁皮紙または鳥の子紙に漆で貼り付け、長さの方向に切ったもの。切箔。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の箔糸の言及

【金糸】より

…金を用いた糸の総称。切金(きりかね)をそのまま糸として用いるものと,〈箔糸(はくいと)〉としたものとがある。前者はヨーロッパ,西アジア地方でもっぱら用いられるいわゆるメタル・ヤーンで,細断した切金をそのまま,あるいは絹糸などに巻きつけて用いるもの。…

※「箔糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android