岩石学辞典 「管状杏仁孔」の解説 管状杏仁孔 パイプまたは管状の形の杏仁(amygdale)で,時に管状または長釘状杏仁と呼ばれ,熔岩流の底に見いだされる.この管は普通は熔岩流の底面に直角あるいは傾いている.これらは上方に向って集まりY字を逆にしたような形となる.管状杏仁の原因は,湿地の上を熔岩が流れた際に,揮発性成分が液体の熔岩を通って上昇するために生じたと考えられている[Cohent : 1875, Toit : 1907, Fuller : 1939]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報