最新 地学事典 「揮発性成分」の解説
きはつせいせいぶん
揮発性成分
volatile component
マグマの成分のうち,高い蒸気分圧をもつもの。その種類や組成は,火口・噴気孔からの火山ガス,岩石試料を加熱して得られるガスの測定や加圧高温実験の結果などから推定されている。主たる成分はH2O・CO2・H2S・S・SO2・HCl・HF・CH4などで,特にH2Oは通常揮発性成分の90%(容量)以上を占める。マグマ中でH2Oの量は10%(重量)を超えないとされているが,結晶作用における平衡関係への影響は大きい。マグマの固結後も,揮発性成分の一部は結晶やガラスの構成成分として,あるいは気泡として岩石中に残ることがある。
執筆者:山崎 正男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

