箸早い(読み)はしばやい

精選版 日本国語大辞典 「箸早い」の意味・読み・例文・類語

はし‐ばや・い【箸早】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
  2. 女性に手を出すのが早い。
    1. [初出の実例]「こちのお娘に聞かせたら、大抵の事ぢゃ有るまい、エエはし早いやつではある」(出典:浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)四)
  3. 好色である。ほれっぽい。
    1. [初出の実例]「かう今のやうに芸子が箸早(ハシバヨ)うては、職がたきの咽じめに同じく」(出典洒落本・浪花今八卦(1773)桔梗卦)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android