大抵(読み)タイテイ

デジタル大辞泉の解説

[名]
事柄の主要な部分。「事の大抵を知る」
事柄のあらまし。だいたいのようす。また、全体のうちの大部分。おおよそ。おおかた。「大抵の人が賛成している」
[形動]
(多くあとに打消しの語を伴って用いる)普通であるさま。「苦労は大抵ではない」
「琴や三味線は―で善いから、十分に学問をさせる」〈鉄腸雪中梅
大部分に及ぶさま。
「―な者は見たばかりで烟(けむ)に巻かれるそうだ」〈魯庵社会百面相
ちょうどよい程度であるさま。ほどほど。「勉強も大抵にしなさい」
[副]
ほとんどすべてに及ぶさま。たいがい。「温泉なら大抵行った」「休日は大抵家で過ごす」
かなり確かだと推測するさま。ほぼ間違いなく。十中八九。「八時過ぎなら大抵会えるだろう」
(あとに打消しの語を伴って用いる)ひととおりに。ありきたりに。
「あの妹御のお才様は、―気立てのよいお人ぢゃないけれど」〈伎・幼稚子敵討〉
ひととおりでなく。相当に。
「是でも―銭をかけて習ったのだあ」〈滑・浮世風呂・前〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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