築野木館村(読み)つきのきだてむら

日本歴史地名大系 「築野木館村」の解説

築野木館村
つきのきだてむら

[現在地名]青森市築木館つきのきだて

諏訪沢すわのさわ村の東、野内のない川の中流南岸にある。

貞享元年(一六八四)の郷村帳に高一五三・四石とある。同四年の検地帳には、田方七反五畝一八歩、畑方一六町八畝八歩、田畑屋敷合せて一六町八反三畝二六歩、村高三二・九七三石とある。圧倒的に畑地が多く、一六町余のうち下畑三町余・下々畑一一町余と生産力は低い。村中で漆木九四九本があり、「場広故不及検地但雑木有」山九ヵ所が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android