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籬節 マガキブシ

大辞林 第三版の解説

まがきぶし【籬節】

江戸時代、明暦・万治(1655~1661)頃、大坂新町で流行した小歌。遊女「まがき」がうたい始めたといわれ、島原の投節なげぶし、吉原の継節つぎぶしとともに三都の名物と称された。現在、歌詞・曲ともに伝わらない。

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世界大百科事典内の籬節の言及

【小歌(小唄)】より

…恋の歌が多く,扇拍子ないしは一節切(ひとよぎり)で歌われたという。隆達節を端緒として,寛永(1624‐44)ころには京都で弄斎節(ろうさいぶし),江戸で片撥(かたばち),明暦・万治(1655‐61)には京都島原で投節(なげぶし),江戸吉原でつき(ぎ)節,大坂新町で籬(まがき)節などが流行する。いずれも旋律は明らかではないが,小歌は色里から歌い出されたので,のちには〈色里流行歌(はやりうた)〉と総称されるようになる。…

【投節】より

… 起源は,明暦・万治(1655‐61)ころ,京都の島原の遊女河内が歌い出したとも,また,〈江戸弄斎〉から出たともいわれる。江戸吉原の〈継節(つぎぶし)〉,大坂新町の〈籬節(まがきぶし)〉と並んで,三都の三名物とされた。7・7・7・5・7・7・5の音数律の7句からなる詩型が標準であるとされるが,第2句の途中と,第3句のあとに,〈ナ(ア)〉,第4句のあとに〈ヤ(ン)〉という間投辞が挿入され,第5句以下は〈返し〉として第2句以下が反復されるものである。…

※「籬節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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