万治(読み)マンジ

デジタル大辞泉 「万治」の意味・読み・例文・類語

まんじ〔マンヂ〕【万治】

江戸前期、後西天皇の時の年号。1658年7月23日~1661年4月25日。

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精選版 日本国語大辞典 「万治」の意味・読み・例文・類語

まんじマンヂ【万治】

  1. 江戸時代、後西天皇の代の年号。明暦四年(一六五八)七月二三日に改元、万治四年(一六六一)四月二五日に至って次の寛文となる。出典は「史記‐夏本紀」の「衆民乃定、万国為治」。

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日本の元号がわかる事典 「万治」の解説

まんじ【万治】

日本の元号(年号)。江戸時代の1658年から1661年まで、後西(ごさい)天皇の代の元号。前元号は明暦(めいれき)。次元号は寛文(かんぶん)。1658年(明暦4)7月23日改元。前年の明暦の大火)の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『史記(しき)』『貞観政要(じょうがんせいよう)』を出典とする命名。万治年間の江戸幕府の将軍は徳川家綱(いえつな)(4代)。3代将軍の徳川家光(いえみつ)が1651年(慶安4)に死去し、11歳の家綱が第4代将軍となったが、その治世は叔父保科正之(ほしなまさゆき)や大老酒井忠勝(ただかつ)、老中松平信綱(のぶつな)らの補佐により、比較的安定した政治が行われた。

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