米倉新田(読み)よねぐらしんでん

日本歴史地名大系 「米倉新田」の解説

米倉新田
よねぐらしんでん

[現在地名]大潟町米倉新田

北は里鵜島さとうじま新田、南は高橋たかはし新田に接する。寛文元年(一六六一)から延宝六年(一六七八)にかけて行われた大潟新田開発によって成立した新田。開発高は二二三石三斗余(笠原家文書)。天和三年郷帳に高二一六石九斗余とある。大潟新田耕地の経営と新堀しんぼり川運営方策の一つとして考えられた酒造業は天保一一年(一八四〇)の秋から開始され、八人の共同経営者のなかに当村の惣右衛門と茂右衛門が含まれていた(大郷新田開発史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の米倉新田の言及

【児島湾】より

…早くは1580年代に岡山城主宇喜多秀家が備中の倉敷から早島にかけていわゆる〈宇喜多堤〉を築いて,児島湾干拓の口火を切った。岡山藩治下での干拓は,北岸から南下する形で初めは民営で行われ,土豪開発の米倉新田(30町)や町人請負の金岡新田(232町)が注目される。17世紀後半になると,藩主池田光政は津田永忠を起用して藩営新田の造成に主力を注いだ。…

※「米倉新田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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