米倉氏(読み)よねくらうじ

改訂新版 世界大百科事典 「米倉氏」の意味・わかりやすい解説

米倉氏 (よねくらうじ)

近世大名。甲斐国の出身。昌尹(まさただ)は,1688年(元禄1)に側衆に取り立てられて以降数度の加増をうけ,99年若年寄就任を機に1万石の大名となる。のち5000石加増,下野皆川に陣屋を置く。その後,分知により1万2000石。1722年(享保7)陣屋を武州金沢に移し,以後幕末に至る。当主はおおむね従五位下丹後守に叙任。昌晴も若年寄を務める。維新後は子爵
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 大森

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android