子爵(読み)シシャク

デジタル大辞泉 「子爵」の意味・読み・例文・類語

し‐しゃく【子爵】

もと五等爵の第四位男爵の上。伯爵の下。→

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精選版 日本国語大辞典 「子爵」の意味・読み・例文・類語

し‐しゃく【子爵】

  1. 〘 名詞 〙 もと五爵(公・侯・伯・子・男)の第四位にあたる爵位世襲制であった。ヨーロッパ諸国の貴族制度における「バイカウント」「ビコント」などの訳語としても用いる。
    1. [初出の実例]「子爵 正従三位」(出典:叙位条例(明治二〇年)(1887)五条)

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普及版 字通 「子爵」の読み・字形・画数・意味

【子爵】ししやく

五等の爵の四。

字通「子」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の子爵の言及

【華族】より

…華族令は華族を公・侯・伯・子・男の5等の爵位に分けた。公爵は五摂家と徳川旧将軍家のほか維新に勲功のあった公家や旧藩主など11家,侯爵は旧清華家と中山家および15万石以上を原則とし,維新に功のあった旧藩主と旧御三家および大久保・木戸家など24家,伯爵は5万石以上,旧三卿など,子爵は5万石未満の旧藩主と大臣家以下の公家と士族の功臣など,男爵は公家・諸侯の支族分家の特別な者,1868年に諸侯に列せられた者,大社・大寺の神官・僧侶ならびに特別な功臣の子孫などであった。84‐87年に華族となった者は,総数で566名,うち旧華族483名(旧華族の分家などを含む),新華族83名で,新華族は薩長出身者が過半を占めた。…

※「子爵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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