粟ノ須新田(読み)あわのすしんでん

日本歴史地名大系 「粟ノ須新田」の解説

粟ノ須新田
あわのすしんでん

[現在地名]八王子市高倉町たかくらまち、日野市旭が丘あさひがおか六丁目など

日野台地上に立地。東南日野本郷ひのほんごう新田(現日野市)、西は大谷おおや村。享保改革の一環である新田開発の推進により、秣場の減少を理由に反対していた村々も(享保八年「高倉原開発免除願」渡辺家文書)、しだいに開発に従事するようになった。八王子の周辺一帯ではすでに開発の場所はなく、それまで高倉原とよばれていた日野台地上の入会秣場が候補にあがった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android